2019年に40歳のおっさん美容師が 一大決心して独立して
美容室を作る過程をレポートしていきます。
美容師業界について
2020年の日本において
美容室の数 約24万軒
コンビニの約5倍位の数。
コンビニから次のコンビニに行くまでの間に
美容室が4〜5軒あることになります。
多いですね!
日本全国で美容師の数 約48万人。
我が地元の石川県の金沢市の人口46、5万人より多い。
この数字は 国家資格保持者か現役の従事者なのか
詳しいことは、分かりませんが
かなり多いですね・・・
意識して生活すると 周りはきっと
美容室だらけかもしれません
ちなみに自分が起業しようとしている石川健の美容室の数は
2000軒ぐらいらしいです。
汗・・・
なんでこんなに美容室が多いのか?
24万軒近くの美容室のうち
9割ぐらいが三人以下の美容室らしいです。
自分の勝手な偏見かもしれませんが
美容師は美容師同士の結婚が多いと思います。
夫婦で美容室を開業される方が多いのでしょう(^^)
特に地方だと開業資金も安く済みますし
自宅兼のサロンだとリスクはかなり減ります。
これが美容室の数が多い1つ目の理由だと思います。
2つ目は
業種体系だと思います。
結論から言うと ほとんどの美容師が儲かりません。
だから少しでも自由に
少しでも儲けるために独立するからだと思います。
なかなか現実は厳しいですが・・・
背景
美容師という業種は生産性が低いと言われています。
いい意味でも悪い意味でも
やったらやっただけの仕事だから。
それがこの業種の最大のメリットでもありデメリットなのかも・・・
美容室で一番経費でかかるのは人件費、
しかし技術職なので生産性(売上)を上げれるまでになるためには
かなり時間がかかります。
この20年全国平均のカット料金はほぼ変わっておらず
(物価は確実に上がっているはずなのに・・・)
20年前のカリスマ美容師ブームの名残で
わずかに高単価で仕事をしている美容師がほんの何人かいるくらいだと思います。
総務省などの統計の平均年収440万に対して
美容師の平均年収は約280万円と言われています。
人並みの生活がなんなのか?はわかりませんが
この数字がリアルな現実です。
個人的な背景
自分はラッキーでこれまで
雇われの身で約20年
平均より高い給料をいただいてきて
美容師をさせていただいてきました。
でも
美容師で平均以上は多分
少数です。
特に経営者以外はなかなか厳しいと思います。
特に今の時代は。。
顧客・特に女性の要望はどんどん高くなり
それに応え見合う技術・接客を提供するのはかなり大変です。
人間、
天才でも
カリスマでも、イケメンでも
凡人も
一人に対して腕は最大、2本なので
できる絶対数はたかが知れています。
MAX・最大値はある程度決まっています。
1000倍の違いはありません
あっても10倍ぐらいです。
利益を上げるには
少人数で単価を上げ回転率を上げるか?
(少人数だと 美容師は商品が人間のため病気・怪我・経年劣化のリスクが高いのが1番の問題)
多店舗展開をして利益を出すか?
の2つが主流だと思います。
美容師が47万人もいるから業界内を教育やコンサルで
対象にしている方もいますが
リクルー◯のホットペッ◯ーには勝てません・・・
そして業種シェア率は 24万軒あっても
他業種と比べるとすごく低いと思います。
多分1番のシェア率は 1000円カットです。
たしか大企業オリッ○スに売却しちゃったけど・・・
このようにIT化が進む現代において
いまだに美容師業界が原始産業と呼ばれる所以かも??
ホリエモ○さんなどに美容師業界は
「スライムだらけ!!」(雑魚ばっかり)って言われている業界です。
現場の人間として 馬鹿にされてとても悔しいです。
しかし 生産性が低い職業なのは すごく実感します・・・
いまだに古い職人的な仕事で ビジネスとしては
不器用なのかもしれませんが
わたしは そんな美容師という仕事が大好きだし
誇りを持っています。
ただ
原始産業だからこそ
A・Iには当分負けないと思う。
だって女性心理というか
正解を出すのが答えじゃないと思うし
女性に
正論言うと大概怒られるか
嫌われちゃう・・・から
実感。